「いつものカラーに飽きた」「もう少し明るくしたい」「でもブリーチはしたくない」
そんなご要望の方におすすめがブリーチなしダブルカラー。
今回はそんな透明感カラーで人気のブリーチなしダブルカラーについて深掘りしていきましょう◎
※通常のブリーチを使ったダブルカラーについてはこちらの記事を参照下さい。
ブリーチなしダブルカラー/ブリーチなしカラーって何?
ブリーチではなく、通常のカラー剤で一番明るくして、なるべくメラニン色素を抜いた状態にします。
その後、オンカラーを入れていく希望の色に染めるダメージレスなダブルカラーです。
手技や工程はブリーチのダブルカラーとほぼ同じです。
カラーで明るくできる限界は14レベル
カラーをされたことがある方は、美容室でこのようなチャートを見せてもらったことありますよね?
こちらはレベルスケールをいって、色の明るさを示す早見表になります。
・赤味が強い髪質(硬毛、太め)
・黄色味が強い髪質(軟毛、細め)
主にこの2種類別に用意されており、まずはお客様がどちらの髪質かを見定めてカウンセリングします。
色味は入っておらず、明るくするだけのカラー剤のことを[ライトナー]といいます。
『ブリーチなしダブルカラー』はこのライトナーを用いたダブルカラーとです。
[ライトナー]で明るくできる限界(メラニン色素を取り除く限界)は14レベルまでです。
まずはここまでしっかりトーンアップすることが必要となります。
↑ライトナーで14レベルまでトーンアップした状態。
※髪質によって多少明るさの差は出ます。
逆にブリーチはメラニン色素をさらに取り除くことが可能で、
1回のブリーチで15〜16レベル、
2回のブリーチで17〜18レベルまでトーンアップすることができます。
14レベルで黄橙色をベースに色を考える
美容師さんはカラーの配合を考える時に、絵具と同じように頭の中で三原色を元に割合を決めてます。
このカラーサークル上で相対する色(補色)をぶつけ合うことでできるカラーが[グレー/灰色]です。
14レベル=オレンジ系のベースに対してどの色を入れると効果的なのかを考えてカラーの配合を決めてます。
特徴① グレージュなど透明感のあるカラー
ブリーチなしダブルカラーの代名詞はなんと言っても[グレージュ]です!!
14レベルまでトーンアップした「オレンジ味」の髪に、
ブルー系の色を入れることで相対する色相がぶつかる事で
[グレー]の色が誕生します☆
ライトナーの場合、多少のメラニン色素が残ることで、これが②「ブラウン/ベージュ系」の役割を果たします。
この①「グレー」と、②「ブラウン/ベージュ」が合体して、
みんな大好きな「グレージュ」が完成するのです(^o^)☆
↑学生、OL、主婦、職種を問わず人気のグレージュ
↑最近人気急上昇中のオリーブグレージュ🫒
色落ちも自然なベージュ系になります◎
↑よりナチュラルなココアベージュ系
グレージュも、オリーブグレージュも色落ちするとこのようなミルクティー系のベージュに色落ちします◎
特徴② オレンジやレッドなどの暖色系カラー
14レベル=オレンジ系なので、もちろんオレンジ系カラーは綺麗に入ります◎
↑メラニンが少し残ってるのでもややくすみます。
もう少し彩度高めなオレンジをご希望の方はブリーチが必要です。
↑レッド系も綺麗に入りますが、基本的に「オレンジ」+「レッド」の配合になるので、
チェリーレッドのような、少し赤橙色のようなカラーが仕上がります。
ワインレッドやローズレッドのような真っ赤なレッドはオレンジ味を消す必要があるのでブリーチが必要となります。
元々インナーカラーやハイライトなどでブリーチ処理がされてある箇所にはしっかり入りますので是非活かしてみて下さい◎
↑ピンク系やラベンダー系はどちらもオレンジを打ち消すくらい濃い配合にすれば表現も可能にはなりますが、その分、少し暗い仕上がりになります。
もう少し鮮やかなピンクやラベンダーをご希望の場合はブリーチが必要となります。
メリットは?
・髪が傷みにくい
通常のブリーチとは違い、メラニン破壊の力が弱いので手触りや色持ちなどは影響を受けにくいです。
・施術後でもパーマ&縮毛矯正が可能
歯の治療で例えると、神経を少し残すイメージを浮かべて下さい◎
髪の芯の部分を残すことで施術可能が技術が残ります。
逆にブリーチは全て取り除いてしまうので、髪の芯の部分がなくなることで、パーマや縮毛矯正がかけれなくなってしまします。
今後パーマや縮毛矯正をかける予定がある人は念の為、担当にその旨もお伝え下さい。
・色落ちがしにくい
ダメージが少ない分、カラーの定着もブリーチと比べると良いです◎
抜けたとしても、金髪みたいになることはないので職場などでも挑戦しやすいですね♪
デメリットは?
・高彩度カラーや、薄いペール系カラーなどはできない
14レベルまで明るくしても、わずかなメラニン色素が残ることでオレンジ味が出ます。
オレンジの色素がある状態でオンカラーする為、ビビットなカラーやペール系の色味は
作り出すことはできません。
・通常のワンカラーよりは痛む&退色は早い
ブリーチでなくとも、14レベルまで脱色しているので通常カラーよりはダメージがあります。退色もその分通常カラーよりも早いと考えて下さい。
まとめ
[ブリーチなしダブルカラー/ブリーチなしカラー]は通常のワンカラーでは出せないカラーが実現できます。
メリットやデメリットはありますが、それを考慮したうえで理想のヘアカラーを叶えましょう◎
『ブリーチなしのダブルカラー』が良いのか、
それとも、『ブリーチを使ったダブルカラー』が良いのか、
現状の髪質や髪の状態、カラー以外の今後予定してる施術(パーマや縮毛矯正)の有無など、しっかり担当スタイリストと相談して決めて下さい(^o^)/
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